2018年5月12日土曜日

佐渡島庸平×石川善樹「みんな居場所がない ー 現代の孤独とコミュニティ ー 」 に行って来た


Newspickアカデミア講義 参加してきました。

佐渡島さんと石川さん、プライベートでも仲良いらしく、
終始とても和やかな雰囲気でした。

全体的にも、参考になる内容が多く
早速、その後にあった友人にも共有したのですが、
特に印象に残ったのは、以下二つ。

”こころよく われに働く仕事あれ それをし遂げて 死なむと思う”
 石川啄木 『一握の砂』 石川氏による引用
”コミュニティに目的を与えてもらえる。
 コミュニティの在り方に共感を感じていたら、孤独を感じない。”
佐渡島氏

やっぱ、仕事って大切だよな。ということ。

天職を見つけて、それを成し遂げて死にたいっていうのと
一日の大半を過ごすコミュニティである、会社はその会社の在り方に共感を
感じる事が出来るというのは、なんて幸せなんだろうと。


以下、メモ ーーーーーーーーーーーーーーーー>>


アカデミアはイベントは、講演を聞く会になっていて、独りで来て独りで帰る。
という訳で、周りの人と話す時間5分
「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE」の感想など。

⇒ 一瞬、どんな本だったか忘れて飛んでしまったけど
 隣の人が本を持ってきてくれて、一緒にパラパラ見ながら話してたら
 大分思い出せて良かった。

部活終わってからマックにいってだらだらするのとか厭


石川善樹:佐渡島氏にとって人生とは?
 僕の中でのイメージは孤高の人。意外に仲間を求めていた。
 ヘルマンヘッセの小説における、最後は田舎でさみしく過ごすのが良いと思っている。 
佐度島傭平:人は2度死ぬ。1度目は肉体が死んだ時。2度目は忘れられた時。
 忘れられる恐怖はある。
石:石川啄木 一握の砂
  ”こころよく われに働く仕事あれ それをし遂げて 死なむと思う”
 独りでも、満足して死ねたらいい

石:佐渡島さんは、会社の健康診断でシェークスピアを独り黙々と読んでたりとか
 かなり、孤独な人と聞いてたけど。
佐:人と話すときは、しっかり話したい。
 健康診断で並んでるから話すとかでなくて、だらだらしたくない。
 部活終わってからマックにいってだらだらするのとか厭だから、
 終わったらすぐすーっとかえる。


不安っていう感情を持った時に、それに「孤独」と名付ける事が多い


石:人間は、孤独を感じると
  1.論理的思考能力が低下する。
  2.攻撃的になる ← クリスマスにリア充死ねとか云っている人とか
  生物学的に証明されている
石:野村さんは、職場で孤独を感じるか?
野村:職場で孤独を感じないが、パーティーで孤独を感じるときはある。
佐:自分は、それは退屈かつまらないか、めんどくさいって思う。

石:コルクメンバーはルーティーンワークをしていないから、孤独をかんじるのでは?
佐:コルクを作った2,3年は孤独を感じた。
 世界的には、出版社とエージェント密な関係で2人3脚。
 日本もそういう世界が来ると思って、立ち上げたけど殆ど理解されなかった。
 途中から、分かられないことをやっている事に価値があると考えるようになった。
石:自分の仕事は正解があるか?非定型の仕事をしているか?によって異なるのでは?
佐:人は、不安っていう感情を持った時に、それに「孤独」と名付ける事が多い
 もやもやした感情を言語化出来ない事が孤独を生み出している。

石:プロフェッショナルのプロデューサーが言っていたプロフェッショナルの特徴
 1.ものすごい高い目標を立てる
 2.不安を乗り越える術を持っている
 3.他分野に仲間がいる
佐:職場で不安を感じた時に、それを話せないのが孤独


コミュニティの在り方に共感を感じていたら、孤独を感じない。

佐:僕が興味あるのは「物語」
 僕の会社が目指しているのは、「物語」
 手段が変わると、目的が変わると勘違いしている人が多い

 コミュニティに目的を与えてもらえる。
 コミュニティの在り方に共感を感じていたら、孤独を感じない。

「エンターテイメントの在り方をITによって変える。」

野:起業する人は、VISIONに共感する人を集めるのでコミュニティを生みやすい

佐:決められたレールの上を行くことを望んでいないが、先が見えないことは不安を感じる。
石:自分の人生を中長期的に考えるというのは、いつ生まれたのか?
 自分の人生がまだまだ続くんだという考えが諸悪の根源。
 この町で暮らすのもあと1カ月だなと考えると
 クリエイティビティが上がる研究結果がある
佐:5年後10年後どうなっているか?ということは考えない
 1年後に死ぬって時にその決断をするのか?
 10年後何しているのか?という質問は不安になる。
 悪くなっている事の方が多く思いつく。
 それよりも、自分の心の中に湧き上がっている感情を大切にする

石:リスクを取れる人間はどういう人間か?という研究がある。
 例えば、戦争中にユダヤ人を匿ってにがしてあげるとか

 1.幼少期に親から丁寧に説明されていた。
 2.因果の関係から離れて意思決定する

⇒ここ、ちょっと良く分からなかった。相反する事を云っているようだが・・

佐:昔は、自分基準で考えていたが、今は
 ウォルトディズニーだったら、ベソスだったら、孫さんだったら?
 じゃあ、自分は??と考えることで、大胆な決定が出来る。


昔からある組織は、コミュニティ形成に参考になる


佐:昔からある組織は、コミュニティ形成に参考になる。(小学校)
 ちょっと先の目標がある。
 凄すぎる人しかいないと、「あの人は特別」になる。
 だから1.1倍くらいの人がグラデーションしているのが良い。
 昔からある小学校のようなコミュニティは合理的な仕組み。
 1年生、2年生~6年生と目指す目標がある程度明確になっている。
 また、通い続けるための無理のない工夫も施されている。(入学式、運動会・・・

石:小学生に何かを伝えるのに
 スーパースターか?地元のヒーローか?
 地元のヒーロー。自分の身近な人の言葉が、影響を及ぼす。
佐:だから卒業生の講演に意味がある。


箕輪氏登場



箕:「死ぬこと以外はかすり傷」から、安心と安全を確保したら、自走し始めた。

Q:自走するコミュニティはどのように作るのか?
佐:自分も悩んでいるが、集団は7人から8人を超えると作業効率が激しく低下する
 深く知ってる人が5人、緩やかな知り合いが50人、
 日常的にコミュニケーションとるのは、150人位
箕:1カ月で辞める人が多くて、箕輪にあおられて入ったけど良くわからん。
 結果として、8つくらいのチームが勧誘するようになった。
佐:小学校のクラスが、30-40人位なのはそれが適正だから。
 大学の100人規模の講義で仲良くなることは殆どない。

石:1000人ではなく、1000年続く、コミュニティとして、数学と伊勢神宮がある。
 数学と伊勢神宮の共通点は、中心が何か隠されているということ


WHYを問うと、答えは神のみぞ知る。HOWを問うと、学問に


佐:コミュニティが定義しなくてはならないのは、Be(在り方)
 ミッションは達成したら終わる。コミュニティではなく、プロジェクトのようなもの。

箕:前田氏 メモは呪文

宗教は反社会的な事をすることで、呪文の意味はわからない
その先へ行ったときに初めて意味がわかる。だから、意味がわかるまで呪文を唱え続ける

教典は変わらないが、やることは変わる

石:仏教思想のゼロポイント

 仏教が目指す先は涅槃(悟り) 悟ると、善悪を超越してしまう
 
⇒ 参考図書 
          

佐:分かりにくいものは、自分たちで考えるようになる。
 ”This is America” という動画が流行っているが
 それに対して、多くの人が勝手に議論している。



野:数学の場合は、答えが無いから永遠と議論していけるということか?

石:WHYを問うと、答えは神のみぞ知る。何故宇宙は生まれたのか?
 HOWを問うと、学問になってくる。

 I was Born. この世に放り出された。つないでいかなくてはならない。

 自分が本当に喋りたいことを話す相手がいない。
 ヘルマンヘッセとかに近いものを感じたのでやっと安心した。

 相手に依って合わせているようなものがあるので、

佐:平野敬一郎と小説を作るなかで、
 小説の主人公が言語化出来ない感情を共有できる感覚。
 「ある男」40代の自分探しのありかたを描いている


 
Q:本当に思った事、言いたい事を伝えられていないという話があったが
 ブッダやキリストも同じだったのではないか?
 中心を隠しているから、人が増えていく。
石:ブッダやキリストも他人に言われて伝えた
 空海:我すべてを手に入れたり! 結果発展せず
 最澄:色々な派閥が生まれ、結果長く続いている

Q:障害者の就労支援コミュニティをやっている欠席者が多い
佐:多分、健常者から見て問題ない仕組みになっているが、障害者にとってすごいハードルになっている可能性がある。
 虹色のチョークという本。その工場は障害者に向けた工夫が凝らされている為、障害者が貢献している感を得られる



Q:6歳の息子がいるが、息子がコミュニティを入る時にどんなアドバイス出来るか?
石:難がない、無難な人生はつまらない。困難があろうが無かろうが、お父さんはここにいるから。

石(父):日常的に何かあったときに、難しいと捉えるか、面白いと捉えるか
石:父は、本当にすごい。家で「疲れた」と言わない


関連記事:
安全・安心とは何か? - WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book) 単行本 – 佐渡島 庸平 (著)


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