2014年5月31日土曜日

仕事の課外授業-558「根本眼目」 の感想

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  総じて物事というものは、

  その根本眼目を明らかにしない限り、

  いかに骨折ってみても、

  結局真の効果はあがらない。

        『修身教授録』森信三著(致知出版社)

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仕事の課外授業-558「根本眼目」 より



みなさん、おはようございます。
きもちのいい朝を迎えていますでしょうか?
昨日は、だーいぶ暑かったですね。
今日も暑いみたいだけれども、
皆さん、水分補給しながら、たっぷり遊びましょう!

では、根本眼目行きましょう。


今回のキーワードは正にこれでしょう。

「いったい何のために、それが必要なのか」を明確にする

この手の話だと有名なのは、スターバックスの使命とかですね。
『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』とか

「人々の心に活力と栄養を与えるブランドとして世界でもっとも知られ、
尊敬される企業になること」(経営理念)

つまり、スターバックスはたまたまコーヒーを扱っているだけであって、
目指しているのはコーヒー・ビジネスではなく、
「ピープル・ビジネス」なのだということです。

コーヒーを通じて人々の心に栄養と活力を与えるんだ!
というのがスタバのミッションなのです。

「いったい何のために、それが必要なのか」

いったい何のために?
⇒ 人々の心に活力と栄養を与える

それ
⇒ コーヒー

というわけですね。

最近僕が良く引用している、レンガ積みの男の話も同様ですね。

「私はレンガを積んで、大聖堂を作っているのです。
 ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払い、多くの人が救われるのです」

いったい何のために?
⇒ 人が祝福を受け、悲しみを払い、多くの人が救われる

それ
⇒ レンガを積むこと


とまあ、頭では分かりつつ
自分では、最も大事な「人生の根本眼目」に
どう取り組んでいるのか?

「できる、できない」という発想にとらわれていないか

「やれる機会があったのに、遠慮してやらなかった」となっていないか?

正に真の「克己の工夫」が必要ですね。

というところで、今日のところはおしまいにします。



【オマケ】本のコーナー
年明け、激務であまり本読めてなかったのだけれど
新年度になってまた少しづつ色々読んでます。
随時、本文中の引用とかで紹介してるのですが
最近は、
・すごい会議
⇒戦略策定等、何かを決める会議のやり方、進め方
・全脳思考
⇒ビジネスにおける物事の考え方、進め方
などの本読んでます。また、機会があれば紹介します。

それでは、御機嫌よう~

2014年5月28日水曜日

マズローの五段階欲求と16の欲求を整理してみた



欲(よく、希: ἐπιθυμητής, 羅: cupio, 英: desire)とは、
何かを欲しいと思うことや、そう感じている状態。欲望、欲求などともいう。
人間(ヒト)、動物が、それを満たすために何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、それが満たされたときには快を感じる感覚のことである。生理的(本能的)なレベルのものから、社会的・愛他的な高次なものまで含まれる。心の働きや行動を決定する際に重要な役割をもつと考えられている。
仏教などでいう「欲」は、概ね生理的(本能的)なレベルのものを指しており、精神にとって心をよくしていくもの、愛情を育てるもの、抑制するべきものとして説かれている。
                  wkipedia より


自分が今提供している(提供しようとしている)サービスが
どの欲求を解決するものなのかを整理しておくは大事。

論語の中にも登場する管仲の著書とされている『管子』の中の言葉として

「倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る。」

の言葉がある。

食べるものもなく、住むところ着るものも無いような状況下で、
やれ、礼節だ!礼儀だ!栄誉だ!廉恥だ!といっても
人は、聞く耳をもってはくれないというものです。

マズローの五段階欲求と同じような考え方ですね。

自分が提供しようとしているサービスがどのレベルの欲求を満たすのかを認識した上で
対象者がその下のレイヤーの欲求が満たされているのかを
考え直してみましょう。

必要に応じてそのレイヤーの欲求を満たすサービスを追加することで
事業領域が増えるかもしれないし、他サービスとの協業してもいいですね。

マズローの五段階欲求の横に、
併せて、スティーブン・リース「16の基本的な欲求」をプロットしてみたので
以下に共有します。










2014年5月24日土曜日

仕事の課外授業-557「決心覚悟の持続」 の感想

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    人間の決心覚悟というものは、

  どうしても持続するものでないと本物ではなく、

  真に世のため人のためには、なり得ない。

        『修身教授録』森信三著(致知出版社)

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さて清々しい土曜日の朝、如何お過ごしでしょうか?
僕は、昨日早く帰ってきたにも関わらず、
映画を観ながら寝てしまい、今日は取り戻せばと早起きしたけど
すぐさま、満ちるも起きてきました。中々上手くいきませんな。

ではでは、本題 「決心覚悟の持続」行きましょうか。

森信三先生 『修身教授録』 深いですね。
若干難しいので、何度も読まないと中々入って来ないのですが
何度も読んで書いてみます。

今回のテーマは、『「志」の持続』 だと考えます。
坂本龍馬もこんな事を云ってます。

「いったん志を抱けば、
 この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、
 いやしくも弱気を発してはいけない。
 たとえその目的が成就できなくても、
 その目的への道中で死ぬべきだ。」

正に今回のテーマと一緒ですね。

自分自身に期待を持って生きるべく
一所懸命に向かっている姿勢っていうのは、
イイネいいね!!

でも、「自分のこと、自分の今と未来のこと」で精一杯になってるだけの
自分がいるなあと感じたならば、
今度はもう少し先も考えてみるといいかも。

今の自分の目標があって、それをクリアにすることで
自分に自信をつける事が出来て
自分を好きになる事が出来たら
その先は、どんな事が出来るようになるか?

自分に自信が無い人の為に、本を書いたり
相談にのったり
取得した資格を持って、
NPOでも大企業でもベンチャーでもサポートしたり、
するのもいいね。

以前から僕が引用しているレンガ積みの3人目の職人の話


> 「私はレンガを積んで、大聖堂を作っているのです。
> ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払い、多くの人が救われるのです」

みたいに、少し高い位置に登ってみて景色が変わることで
自分が今やろうとしている事に更なるドライブがかかるといいね。

一層頑張ってこうと、前向きな気持ちになれました。

2014年5月17日土曜日

心豊かな子どもの育成を目指して 講演会概要


息子の学校の学校公開の後、無料でアドラー心理学の話が聞けるっていうので
行ってきました。
「へぇ~小学校ってすごいお得!!」とか思ったけど、全然人いなかった。

でも、内容は凄く良かったので
下記にメモを記載しておくことにする。


タイトル:心豊かな子どもの育成を目指して
講 師:星一郎先生
略 歴:IP心理教育研究所所長。
    専門は、個人カウンセリング・個人心理療法。
    2010年6月 フジテレビ「エチカの鏡~ココロにキクTV~」に出演。
    主な著書に、『アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方ダメにするほめ方』

概 要:
○子ども達は、皆良い子。悪い子などいない
⇒悪い行為があるだけで、罪を憎んで人を憎まず

○今の世の中でのこどもの課題は下記3点
1.他人への無関心
 ・クラスでいじめ等があった場合、当事者以外がその他大勢になっている
 ⇒何故?
  ・友人をライバル視している(受験の敵)
  ・友人は利用するものだと思っている(金品恐喝の対象)
  ・自分の世界への入り込み過ぎ(ゲーム世界に生きてる)
 ⇒どうすれば良いか?
  ・日々の生活の中の子どもとの会話の中で、「友人」を登場させる
  ex)今日どんな事があった?誰と遊んだ?誰がどんな事を云った?
    どう思って、そう云った?等

2.罪悪感の欠如
 ・悪戯をやったとしても、悪気が無い
 ⇒何故?
  ・自分に対する信頼が欠落している
  ・自己肯定感が育っていない
   ・自己肯定感は、小学生位までしか育たない
   ・小学生の間に、自分を好きにしてあげる
   ex)「自分の事好き?」と尋ねて「好き」と云えれば大丈夫
 ⇒どうすれば良いか?
  ・子どもを見るのに理想が先行しすぎない(ダメなところばかり指摘)
  ・良いところを褒めてあげる
   ex)「よくご飯食べたね」「今日も元気に学校に行って来たね」
     ※簡単なことで良い。不登校になったら学校も行けない
     ※必ず ”行動” を褒めてあげる。良い子ではなく
     ※間違った時も "行動" を叱る。悪い子ではない

3.リジリエンス(回復力、反復力)の低下
 ・失敗した時に、どうすれば次に上手く行くかと考えられず凹んでしまう
 ⇒何故?
  ・失敗経験が少ない
  ・親が失敗する手前で止めてしまっている
 ⇒どうすれば良いか?
  ・たくさん失敗して、その中から学ぶ
  ・2にも関連するが、間違った事をしても ”行動” のみを叱る
 ※これからの世の中は更に厳しくなっていくことが予想される。
  その中で、失敗に直面しても立ち直る力が必要とされている


以上

2014年5月11日日曜日

仕事の課外授業-556「教えるということ」 の感想

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  人を教える道は、

  一転して、

  自ら学ぶ果てしのない一道となる。

        『修身教授録』森信三著(致知出版社)

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仕事の課外授業-556「教えるということ」 より


みなさまこんにちは、週末はとてもいい天気ですね。
僕は、GW後半戦での寝違えから首を痛めていて、
整体に行ってほぐしてもらってきました。
今回の寝違えはホント酷くて、途中で起きたんだけど
寝返りも打てないし、起き上がれもしないという
ぎっくり腰になった時を思い出しました。
みなさん気をつけましょう。(って気をつけよう無いけどね)

さて、「教えるということ」行きましょう。

自分の「オーラ」が変わるほどの「覚悟」がないと
人を「導く」ことなどできない

(とある、知り合いの教師の話)
学校で仕事をしないことで、本当は忙しくても
忙しい「オーラ」を消す「覚悟」をすることによって、
生徒の事をことを深く知れることで、「導く」事ができるようになる

僕自身の場合
結構、「会社は会社」とすっぱりと切り分けて、
お金の為と割り切りながら生活していた時期もあったけれども

「会社で学んだことを元に、妻や他の人にも
ビジネスシーンでの大事なことを他に応用出来るように伝える。」

と考え方を改めるようになって、新たな一歩が踏み出せた気がします。
前述の先生とは、少し違うけれどもこれも一つの覚悟だったかも知れない

「教える立場」になることを契機として
「生き方を一転せよ!」
自分の生き様が誰かの役に立つという
「本来の人生」の一歩が始まる

この、4行にまとめられているように
印刷会社という限りなくBlackに近い企業で働いている事も
誰かの役に立つことで、前向きに捕らえられるようになりました。

でも、いまは、マダマダなのは、
折角教えてやったのに、忘れてる!(ぷんすか
見たいな事が暫しあります。
いやはや、

「教えること」の成否が、「相手次第」

になっちゃってますね。

最近知ったこの言葉を参考にすると

「受けた恩は石に刻め、施した恩は水に流せ」
(川原俊夫・味の明太子ふくや創業者)

人から教えて頂いた事はしっかりと胸に刻み
人に教えてあげたことは、さっぱりと忘れてなんどでも根気よく
教えてあげようということ。

こういったことを胸に
いずれ、息子が大学生になる位には、

相手の魂に火をつける そんな「感化力」

を持てるように精進していきたいと考えております。

それでは、また来週~

2014年5月5日月曜日

仕事の課外授業-555「現実の必然」 の感想

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  自分に対して必然的に与えられた事柄については、

  そこに好悪の感情を交えないで、

  素直にこれを受け入れるところに、

  心の根本態度が確立する。

        『修身教授録』森信三著(致知出版社)

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2014/04/25 仕事の課外授業-555「現実の必然」 より



みなさん、こんばんわ。渡辺です。
GWも中盤に差し掛かり、あっという間感が漂ってきていますが
残り二日、有意義に過ごしたいと思います。
先ほどの地震すごかったね。大丈夫だった?

それでは、早速ですが「現実の必然」行きましょう。
今回から、参考テキストが
『修身教授録』森信三著(致知出版社)
となりました。
ちなみに、この致知出版社ってみなさんご存知?

僕は今から、3年位前?妻の友人が愛読してるって話を聞いたのと、
時を同じくして小倉さん(小倉広氏)のメルマガで月刊致知の傑作選的なものが
紹介されていたのをきっかけに、Amazonでポチッとして
読んでみたのがきっかけに、人生というものに考える
とても良い機会になりました。

またfacebookでもフォローしているので
毎日僕のタイムラインには、色々な人の人生に関する
名言が流れてきています。

致知出版社 fbページ



そん中でも、とりあげられていた
森信三先生の著書が参考テキストという事で、結構楽しみにしています。
(実際に先生の著書を読んだことは無いのですが)

前置きはここら辺にして、今回のテーマに行きます
今回のキーは

「不都合な現実という名のメッセージ」とどう向き合うか?!

というところかなと感じました。

冒頭で、異動の話が出ていたけれども
僕の今までの会社人生の中で数回大きな異動に直面し
それに伴い、業務内容や人間関係ががらっと変わって来たのだけど
幸い、その結果として、とても学ぶことが多く、その結果として

「最も必要なこと」

 が自分に起きたんだなと、その時も後になってからも思うことが
出来てます。
何もこれは、僕が悟っているわけではなくて、
会社生活初期段階での成功体験を(いい意味で)引きずることが出来ている
だけで、逆にそこで失敗しちゃうと、どんな異動だとしても
前向きに捉えられなくなってしまう可能性は幾らでもあったなあと
振り返ってみました。

故事、ことわざで云う所の
・人間万事塞翁が馬
・禍福は糾える縄の如し
といったところですね。

人生における幸不幸は予測しがたいということ。
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、
安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

何が良かったかなんて、死ぬ間際もしくは、死んでも分からない
その時々を頑張っておこう!
というのが、僕の信条の一つだったりもします。

まさに一つの、「一所懸命」だね。

ありのままを「受け入れる」努力を重ねていきたいですね。